第157章

数日くらい保管が延びたところで、アリシアとしても許容範囲だった。彼女は以前まとめておいた紙束を取り出し、公爵に差し出す。

「これは、あの獅鷲たちの性別や年齢、それから家族関係の記録よ。卵は、できれば親に抱かせて孵して育てさせたほうがいいと思うわ。孵卵期の獅鷲は本当に気が荒いんだもの。契約があって契約者には手を出せなくても、周りの人間に当たり散らすことはあるわよ」

魔獣は、生まれたての幼獣から契約するのが最も理想的ではある。だが、だからといって無理に家族を引き裂く必要はない。母獣にすでに契約者がいる場合でも、幼獣を契約したい者がいるなら、親獅鷲ときちんと話をつければ機会は得られる。

契約...

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